ねずみ君ち

読書やゲームやその他日常のことを細々と。

雑感

「雑感」というタイトルにしたらかっこいいんじゃない?と思いました。

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まったくもって個人的な日記なのだが、気持ちが熱いうちに書いてしまおう。

昨晩、職場の異動するかたの送別会があり、日頃から天敵と思っていた苦手な女性と色々な話をして、その人に対する認識が変わったことなど。

 

その女性をK子さんとしましょう。

K子さんは私から見ると、とても甘ったれていて、自分と他人との境目があいまいで依存心が強く、気持ちや欲求を隠すということを知らず、本能のままに生きているという印象だ。

彼女と接していると常に(そんなのいちいち騒がずに黙ってやれよ)とか(ほっといてくれよ)という気持ちになる。妙に他人の行動や言動を茶化したり突っ込んだりして笑おうとするし、話題の中心にいないと不機嫌になるし、私が見ている限りではとてもめんどくさい人物なのだ。

でも「私は大人だから、できるだけにこやかに対応してあげている」。昨日認識を改めるまではそう思っていた。

 

K子さんと色々な話をしたといっても別に日頃腹に据えかねている鬱憤をぶつけ合ったとかそうゆうことではなく、あくまでも飲み会の席での雑談で、彼女はキャラクターを一切変えるわけでもなく、私も壁を作ったままの態度を変えることもなく、ひたすら他愛もない会話をしていた。K子さんに対して普段はしないような色々な質問をして、K子さんがそれに答えるというような会話が主だった。彼女はとてもご機嫌で、たくさん面白い回答をしていて聞いてて楽しかった。そしてひたすらゲラゲラと笑っている私に対して「もっと話そう」「また一緒に飲もう」と何度も言っていた。

その中でひとつ分かったことがある。それは、K子さんは私のことを嫌ってはいないということだ。むしろK子さんは、私と少しでも親交を深めたいと思っているかもしれない。それが妙な絡み方をする理由なのかもしれない。そうゆう認識に変わってきた。

例えば、恋人がいて相手があまり自分に関心を向けてくれないときに、なんとか気を引こうとして面倒くさい女になることってあると思う。K子さんは周囲の誰に対してもそうゆうアクションをとるタイプなのかもしれない。

そして私自身は、他人に興味が無いような態度をとりすぎていると思った。興味があるのに無いような態度をとるし、それは臆病さから来ているのだけれどもそれこそ子供っぽくて、K子さんのように、方法は何であれ積極的に相手に絡もうとするほうがよっぽど大人らしいかもしれないと思った。

 

しかし各々、心地よい他人との距離の取り方というのは確実に存在すると思うので、K子さんとこの機会に距離を縮めましょうとは思わないのだが、今後彼女と接するときの気持ちの持ち方は変わっていくと思う。それは私にとってはけっこう大きな収穫だった。