ねずみ君ち

読書やゲームやその他日常のことを細々と。

読んだりすること。

わたしは今年本を100冊読むぞという目標を打ち立てました。年間100冊ということは1ヶ月に8~9冊を読む計算です。しかし小説のみをそんなに読めるかなあ?と、まったく自分を信用できないわたしなので、漫画もOKというルールにしました。

いまは2月の下旬ですが、現時点で読んだ冊数は8冊、うち5冊が漫画です。ペースのことを考えると現時点で13冊くらいは読んでいるべきなのですが、まだ2月ですし、よしとしましょう。

 

ところで、人生はおよそ80年ですから、例えば10代の頃から年間100冊読んでいたとしても、一生の間に読めるのは8000冊。

ちょっと検索してみたところ、日本で一年間に発売される本の数は約80000冊だそうです。自分が生きているであろう80年間で計算すると640万冊です。大変な数字です。以前勤めていた職場に、1ヶ月に本を30冊読む上司がいて、どうやって読んでいるのかと問うたところ、なんと速読でした。あれは訓練すればちゃんと内容は頭に入るそうです。情緒的な方面も読めるのでしょうか。上司なのであまり突っ込んで聞けなかったのですが、きっとそこらへんも読めるのでしょう。すごい技術だと思います。

 

わたしは人生であと何冊本を読めるのだろうと考えることがあります。映画やゲームが好きなかたも「人生であと何本観られるのだろうか」と考えることがあると思いますが、出会った本は640万冊のうちの1冊ですから、そのせっかくの出会いを大事にしたいなと思ったりするのでした。読んでみたら自分には合わないとかもあると思うのですが、自分には合わないということに気付かせてくれてたのだと思うと、またそれも大切なことだと思うのでした。何度も繰り返し読む本も、途中で読むのをやめてしまった本も、誰かが懸命に書いて、編集して、印刷して、製本して、お店に置かれているのですよね。そうやって大事に作られた本を、自分の手に持って読めるのってなんかいいなあと思います。