ねずみ君ち

読書やゲームやその他日常のことを細々と。

七福神詣り #1

こんばんは。

今週もやってまいりました土曜日ですが、思いがけず良いお天気でしたので七福神詣りを試みました。その記録というか感想を書くことにします。今回はすべてを回れなかったので#1とします。

 

なぜ七福神詣りを思い立ったかというと、先日勤め先の近くのお寺でこんな看板を見つけたからです。

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ええっ七福神とかあったの?お詣りしてみたい!とその場で決定。宮城で七福神詣りができるなんてこのときまで知りませんでしたので、たまにはいつもと違う方向にお昼ご飯を食べに出てみるものだなあと思いました。

 

というかそもそも七福神に興味を持ったのは、数ヶ月前に感想を書いたこちらの『はるなつふゆと七福神』を読んでいたからですね。

arresmg.hatenablog.com

わたしはこの本をすでに3回読んでいるのです。どんだけ...と自分でも思いますが好きなのでしょうがないです。ゆるしてください。

 

今回は一回目なので、街中から回ろうと思いました。

まずは藤崎百貨店屋上にある『藤崎えびす神社』から。デパートの屋上にある神社には初めてお詣りします。最上階の8階ではちょうど外国の絵本作家の展示会のようなものが催されておりました。そこをぬうように屋上への出口に向かいます。佇まいは意外にもひっそりしていました。

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由来として「藤崎えびす神社は、兵庫県西宮市に鎮座いたします西宮神社総本社でございます。西宮市は古来銘酒の産地として名高く、その中心部に西宮神社が鎮座いたしておりますが、「西宮のおえびすさん」として全国津々浦々の人々に崇拝されてまいりました云々」とのこと。『えびす』という響きだけでなんだかご利益があるような気がしてきますね。屋上に出たときにはすでに数人の参拝者がいて、やはり有名な神様なのだなあと思いました。

 

じつはお詣りに向かう前は、ブログに載せたいからスマホでばしばしと写真を撮るぞと思っていたのですが、実際に神様の祠を目の前にすると、カメラを向けるのが失礼なような気がしてくるのでございます。(これは写真を撮れないぞ...)と焦り、代償行為なのかなんなのか、傍らに設けられていたスタンプラリーの台紙やら自分の手帳やらにえびす様のスタンプを押しまくったのでした。

そして、そこで読んだ案内に書かれていたのですが、七福神詣りというのは集印帳というものに御宝印を戴きながら巡るものらしい。かつその場で確認したところ『はるなつふゆと七福神』のあとがきにもそう書いてあります。痛感する勉強不足。これはもうちょっと調べて出直さないといかんぞ...などと思いながら、最後になんとか勇気を出して少し離れたアングルで撮影をし、藤崎えびす神社を後にしました。

 

次に向かったのは、林香院にある弁才天様のところです。そうです藤崎百貨店から新寺まで歩きました。地元のかたならお分かりになると思いますが歩けばけっこうな距離です。途中のカフェで一回休みを入れています。でもこのときはまだまだ元気でした。

ここは勤め先の近くで、七福神詣りの看板を見つけたのもここです。新寺はお寺が多くて静かで並木道が綺麗でとても好きな場所です。

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弁才天様は写真左側の祠にいらっしゃいます。弁才天様もご本尊にはお会いできなかったけれども有益な情報をキャッチしました。ご開帳というのがお正月三が日と大祭日にあるらしいのです。前述本のあとがきにもありましたが、もしかすると七福神詣りというのはお正月あたりに行うものなのでは...?とここらへんから薄々と感じ始めます。『ちゃんとした七福神詣り』への決意を新たにしつつ、しばし池の鯉を眺め、林香院をあとにしました。

 

お次は毘沙門天様のいる満福寺です。新寺→連坊→荒町のルートで歩きました。連坊から荒町にぬけるときには高架線脇のお墓を沿うように歩いていたのですが、途中で道に迷い、お墓の真ん中を歩いていたお姉さんに道を聞きました。恥ずかしかったし、なぜあんなところをお姉さんが歩いていたのか謎でした。お姉さんにとってもなぜこんなところで道を聞かれるのかさぞかし謎だったことでしょう。しかし教えてもらった抜け道を行くと毘沙門天様のところに辿り着きましたので助かりました。お姉さんありがとう。

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毘沙門天様は一枚扉を挟んではいましたが、(おそらく)ご本尊を拝見することができました。忿怒というかんじではなく、煌びやかな印象の表情をしていました。ありがたかったです。

 

ちなみにご参拝の方法ですが『奥州仙臺七福神霊場ご参拝心得』から引用すると、「御神前に正座合掌し、下記の御真言を七回唱和して、心の中に祈願の念を凝らし静かに低頭してお詣り致します」だそうです。

えびす様では『エビス オオカミマモリタマエ サキハエタマエ』

弁才天様では『オン ソラソバテイエイ ソワカ

毘沙門天様では『オン ベイシラマンダヤ ソワカ

どんな意味が込められているのでしょうか。普段『唱える』ということが無いのでとても興味深いと思いました。そして低頭するというのは一揖ということかな。またぜひチャレンジしたいと思います。

満福寺のあとはさすがに歩き疲れて地下鉄に乗りましたが、それも合わせてちょっとした冒険ができたようで楽しかったです。

 

次回はあと四箇所の神様をお詣りします。徒歩では遠すぎるようなので、バスで移動してみようかなと思っています。寿老人様と福禄寿様がとても楽しみです。明日は駅伝のため交通規制があるようなので、早くても来週になりそうです。ぜひ年内に一巡したいと思います。

それではまた。